薬膳の基本:五行学説と五臓|体と心を整える秘訣は?

いろは
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頭痛がする、便秘がち、夜なかなか寝つけないなど体に不調がでたときに思いおこしてみたら、

  • むくみやすかった
  • 寝汗がよくでていた
  • 爪や顔色がよくなかった
  • 口内炎ができていた
  • 肌荒れが気になる
  • イライラしやすい
  • すぐ落ち込んでしまう

と他にもトラブルがあったことはありませんか?

体調が優れないとき、他にもいくつかの体と心の不調が起きやすくなっていますそれは体の内と外、体と心はつながっているからです。

薬膳では体の不調は結果であり、そこには原因があると考えます。その原因をさぐるヒントをくれるのが「五行学説」です。

例えば最近トイレが近いなと感じたとき、白髪が増えたな、耳が聞こえづらいな、冬になって寒い、ちょっとしたことでびっくりしてしまう、という不調が隠れている可能性があります。これは五行の「水のグループ」にまつわる体や心の特徴です。

五行学説は風水や占いにも取り入れられ、中国の伝統医学である中医学でもつかわれています。

五行学説を知ることで、体の中と外のつながり、体と心のつながり、人と季節のつながりを紐解き、不調の原因をさぐることができるようになります。

この記事では五行学説の薬膳での活用法と、5つのグループが季節、体、心とどのようにつながっているのかをご紹介します。

五行と五臓と薬膳

五行は、宇宙のすべてのものが木、火、土、金、水の5つのグループに分けられ、それぞれの働きや変化、お互いの関係性によって、自然と人を含めたすべてのことがらを説きます。

五行のなかで薬膳の基本となるのが五臓です。

五臓は「肝・心・脾・肺・腎」であらわしています。西洋医学ではそれぞれ内臓の部位がどこかを指ししめすことができますが、中医学では人の生命活動を支えるそれぞれの機能や働きで五臓を考えます。

薬膳ではこの五臓がうまく働いていなかったり、元気がなかったり、季節によって働きすぎになりそうなときに、食材を通して五臓を補うことで、体と心を整えます。

さきほどの例えにあった不調の原因は、「水のグループ」にはいる五臓の腎と考えることができます。例にある不調は、腎に元気がないと起こりやすいです。このような場合、腎を元気にする食材をとり、腎がうまく働けるようにすることで体調を整えることを薬膳では目指します。

五臓を中心に五行のグループをひとつひとつ見ていきましょう。

木のグループ|肝

五季五気五色五臓五竅五体五華五情

「肝」は春になると働きが活発になります。そのため、肝にまつわる不調は春に起こりやすいです。また、肝は血を蓄えるところなので血が足りないとき、または気を巡らせる働きがあるので怒りすぎたりストレスが溜まるときは、肝が不調になりやすいです。

そんなとき、目の乾燥やかすみ、めまい、手足のしびれや震え、爪の色が薄かったり、割れやすい、怒りすぎたり、落ちこんだり、イライラしやすい、など「木」のグループの部位や感情に影響があらわれます。

火のグループ|心

五季五気五色五臓五竅五体五華五情

火のグループに入る「心」は夏に活発に働きます。また、心は生命活動と精神活動に深くかかわり、記憶力や睡眠にまつわるトラブルも心の不調にかかわります。適度に喜ぶことは心にとっても精神的にも良いことですが、喜びすぎると心の働きを邪魔してしまいます。

心の不調は、動悸、舌がまわりずらくなる、顔色がよくない、表情が暗い、不眠や物忘れなどにつながることが多くあります。

火のグループの「夏」の体を整える薬膳の記事はこちら↓

土のグループ|脾

五季五気五色五臓五竅五体五華五情
梅雨湿筋肉

湿度が高くなる梅雨は土のグループの「脾」の働きが活発です。脾は食べたものを消化吸収する働きと水を代謝する働きがあります。脾に負担になる甘いものや油っぽいものは脾の不調を招きやすくなります。

脾が不調になると、むくみや、唇の色が悪くなったり腫れぼったくなったり、口内炎ができやすく、思い込みや思い悩むことが多くなるとされています。

土のグループの「梅雨」の体を整える薬膳の記事はこちら↓

金グループ|肺

五季五気五色五臓五竅五体五華五情
皮膚皮毛

金のグループにはいる秋は、「肺」が活発に働きます。肺は呼吸にかかわります。また乾燥が苦手なため、乾燥の季節である秋には肺の養生が大切です。

肺が不調になると、肌の乾燥が強くなったり、鼻の乾燥や鼻づまり、もの悲しい気持ちを起こしやすくなります。

金のグループの「秋」の体を整える薬膳の記事はこちら↓

水グループ|腎

五季五気五色五臓五竅五体五華五情

寒さが厳しくなり蓄える季節である冬は、腎が活発に働きます。成長や老化にも関わるため、年を重ねると水のグループにまつわる部位の不調が目立つようになります。また、極度に怖がったり驚いたりすることは腎を傷つけてしまいます。

腎の不調は耳鳴りや耳が聞こえづらくなったり、白髪や髪の艶がなくなったり、髪の毛が抜けやすくなったり、骨の余りといわれる歯にトラブルがおきやすくなります。

水のグループの「冬」の体を整える薬膳の記事はこちら↓

まとめ

五臓を中心に、五行学説についてみてきました。

体と心と季節は深く関わりあっていることを説く五行学説は、私たち人間が自然のなかにあり、自分の体と心の声に耳を傾けることを教えてくれますね。

薬膳で体を整えるため、五行学説とあわせて「陰陽学説」を知るとより理解が深まります。こちら↓の記事もご覧いただくと、薬膳を生活に取り入れるための2本柱を知っていただくことができますので、ご参考にしてみてください。

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