夏はオープンテラスの木陰で心地よい風に誘われ、フレッシュでヘルシーなものがますます美味しく感じる季節。
薬膳ではカラダを冷やすと控えている生野菜が、夏は解禁!
新鮮なみずみずしいお野菜をたっぷり堪能して、暑さで熱がこもりやすくなっているカラダを冷やし、夏のカラダバランスを整えます。
薬膳は素材の組み合わせが大切。定番薬膳や和食以外にも、夏薬膳にふさわしい素材がくみあわせてあるレシピがわかれば、バケーションがはじまり外食が増えがちなときにも、夏薬膳メニューをセレクトできますね。
今回は手作りも外食でも新鮮なお野菜を美味しくいただける「BLTサンドイッチ」をピックアップ!
カラダを冷やすお野菜&フルーツをマスター!
暑い日が続き、熱中症にも気をつけたいとき、カラダを冷やす素材を体調にあわせながらいただきます。
カラダを冷やすカテゴリーに入る野菜とフルーツのリストはこちら。
- トマト
- きゅうり
- セロリ
- 白菜
- ズッキーニ
- ゴーヤ
- すいか
- バナナ
- リンゴ
- マンゴー
- メロン
- キウイフルーツなど
※トマトときゅうりは薬膳では禁忌とされていて、一緒にたべるとカラダを冷やしすぎてしまうので、避けるようにしています。
※スイカは夏の発熱にもおすすめなので、カラダを冷やすはたらきが強いため、お腹をこわしやすい方はお気をつけください。
【夏薬膳レシピ】手作りBLT【+E】サンドイッチ
カフェやレストランでみかけるBLTサンドイッチは、Bacon(ベーコン)、Lettuce(レタス)、Tomato(トマト)、そしてパン(小麦)をつかいます。トマトと小麦はカラダを【冷】やし、レタスはカラダの【湿】をとる、ベーコンの豚肉は汗で失われた【陰】を補う夏にぴったりの素材の組み合わせです。
手作りで薬膳流BLTサンドイッチをつくるときには、より夏薬膳にふさわしくするために、ベーコンだけでは【陰】を補う素材が足りないので卵を加え、薬膳流BLT【+E】サンドとします。
材料
- ベーコン 2枚(50g)
- 卵 1個
- レタス 2枚 (50g)
- トマト 1/2個(150g)
- 食パン 2枚(8枚切り)
- 塩
つくりかた
- ベーコンは油をひかず、フライパンで軽い焦げ目がつくくらいに焼く
- 卵は目玉焼きにして、塩を少々ふりかける
- レタスは洗ったら水気を切り、トマトをスライスする
- コッペパンの半分くらいに切り目をいれる
- レタスとトマトはペーパーキッチンでしっかり水分をとる
- パンに、レタス、トマト、ベーコン、卵の順にかさねて、完成
薬膳メモ
ベーコン (豚肉)
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】 甘・鹹・平・脾/胃/腎
レタス
【素材の分類】 カラダの湿をとる
【五味・四気・帰経】 甘・苦・涼・腸/胃
トマト
【素材の分類】 カラダの熱をとる
【五味・四気・帰経】 甘・酸(微寒)・肝/脾/腎
卵
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】甘・平(黄身)・涼(白身)・肺/心/脾/肝/腎
小麦(パン)
【素材の分類】 カラダの熱をとる
【五味・四気・帰経】 甘・涼(微寒)・心/脾/腎