夏の陽射しのなか、駆け回りながら楽しむこどもたち。
こどもはカラダが小さく、臓腑もまだ成長の途を歩んでいるため、カラダの中に熱や湿がこもりやすくなります。カラダを冷やすために、冷たい氷がたっぷりはいったドリンクを飲んだり、かき氷やアイスクリームなどをたくさん食べたりしがちかもしれませんが、冷たいものを取り過ぎると五臓六腑の「脾」を傷めてしまいます。
薬膳では、カラダを冷やすためには冷たいものを食べるのではなく、カラダを冷やす素材を選びます。カラダを冷やし、かつカラダにたまった湿もとってくれる素材の緑豆は夏に大活躍!
緑豆についての記事はこちら。ゆで緑豆のつくりかたなど、ご参考ください!
爽やか薬膳スイーツ緑豆ミルクプリン
緑豆はカラダのなかの熱とともにたまった湿をとるので、蒸し暑い日本の夏に欠かせない素材です。蒸し暑い日には、汗も多くなり、カラダの「陰」を消耗します。カラダの「陰」を補う牛乳と組み合わせたレシピです。
ゆで緑豆のストックがあれば、鍋で3分ほどまぜて、冷蔵庫で冷やして固まればできあがるかんたんレシピですので、是非トライしてみてください。
材料
- ゆで緑豆 100g
- 牛乳 300cc
- はちみつ 大さじ1
- 粉ゼラチン 5g
つくりかた
- 小鍋に牛乳、緑豆、はちみつをいれ、弱火にかけ、焦げ付かないようゆっくりまぜる
- 人肌より少し温かい温度になったら火からおろす
- 2にゼラチンを加えて、とかす
- カップに3をいれ、冷ます
- 冷めたら冷蔵庫に3時間ほどいれて固まったら完成


薬膳メモ
緑豆
【素材の分類】 カラダの熱をとる
【五味・四気・帰経】 甘・寒・心/胃
牛乳
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】 甘・平・心/肺/胃
はちみつ
【素材の分類】 気を補う
【五味・四気・帰経】 甘・平・脾/肺/大腸