冬と乾燥はきってもきれない仲。
冬がくると、朝起きたときに喉がいがらっぽくなったり、気づいたら乾燥して小じわが増えていたり、粉っぽさが肌からでていたなんてことも。
乾燥の季節はクリームをしっかり塗ることばかりに気をとられがちですが、カラダは外からだけでなく、カラダに潤いをもたらしてくれる食材をとって、カラダのなかからケアをすることも大切です。
今回は、カラダに潤いをもたらす百合根と帆立をつかった薬膳粥レシピのご紹介です。平日はなかなか時間がとれないかたも、週末の朝はゆっくりと土鍋でコトコトお粥をつくって、暖をとりながらインナーケアをしてはいかがでしょうか。
百合根と干し帆立の薬膳粥
百合根は夏の終わりから秋にかけて収穫されますが、数ヶ月寝かせると甘みがますため、立冬をすぎたくらいからお店でようやく見かけるようになりました。ほっくりとした食感が美味しい生の百合根が食べられるこの季節におすすめのレシピです。
材料
- 干し帆立 5g
- 百合根 1コ
- しょうが スライス1枚
- 豆乳 100cc
- ごはん 100g(うるち米を炊いたもの)
- みそ 小さじ1
つくりかた
- 干し帆立を200ccの水で戻す(1時間くらい)
- 百合根はおがくず(購入するときにおがくずに入っていることが多いです)を洗って落とし、花びらをひとつずつとるように一枚ずつはがす
- 汚れを水で洗い流し、茶色い部分があれば包丁でそぐ
- 土鍋に1とご飯、しょうがをいれて火にかける
- 沸騰したら3の百合根をいれる
- 15分ほど弱火にかけ、百合根が柔らかくなったら、みそをとかす
- 豆乳をいれて、沸騰する直前に火からおろして完成
薬膳メモ
帆立
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】甘・鹹・平・肝/脾/胃/腎
百合根
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】甘・微苦・微寒・肺/心/胃
豆乳
【素材の分類】 化痰止咳平喘類
【五味・四気・帰経】甘・平・肺/胃/大腸/膀胱
うるち米
【素材の分類】 気を補う
【五味・四気・帰経】甘・平・脾/胃
しょうが
【素材の分類】 カラダを温め、熱を外に発散させる
【五味・四気・帰経】辛・温・脾/肺/胃