近年、初夏でも暑い日が続きます。急に暑い日が続くと体調もお肌の調子も崩しやすいので、かんたんにできる薬膳茶でカラダのバランスを整えましょう。
夏の邪気【暑邪】とは
中医学(中国の医学)では、それぞれの季節に特有の「邪気」があります。
- 春→風邪
- 梅雨→湿邪
- 夏→暑邪・火邪
- 秋→燥邪
- 冬→寒邪
暑邪は特に夏至から立秋のあいだにでることが多いですが、今年は5月でも猛暑なので暑邪に気を付けなければいけないですね。暑邪がカラダに入ると、
- 顔が赤くなり、汗がひどく、発熱することもある
- のどが渇き、水をよく飲む
- やる気がでなかったり、息切れがひどくなったり、夏バテの症状がでる
暑邪がカラダにはいってしまったときには、【清熱解暑】の素材をつかいます。
熱がこもりやすい季節にはカラダの熱をとる食材【清熱類】を!
清熱=熱をとりのぞく
中医学では、治療法のひとつとして【清熱】をとりいれます。
暑い季節に熱を取り除く食材は、こちらです。
- きゅうり
- トマト
- スイカ
- キウイフルーツ
- りんご
- セロリ
- 緑豆
- 小麦
- 茶葉など
夏の薬膳茶には、かんたんにつくれる茶葉をつかった緑茶または抹茶がおすすめです。
清熱類「茶葉」の薬膳メモ
「茶葉」は緑茶や抹茶など、緑色の茶葉です。
【五気六味】
甘・苦・涼
【帰経】
心・肺・胃
【薬膳のはたらき】
- 喉の渇きを潤す
- カラダの余分な熱をとる→熱からの頭痛やめまいにも
- 利尿作用で湿をとる
- 暑さでのイライラなどから心を安定させる
- むくみをとる
貧血ぎみのかた、産後のかた、お腹が冷えやすいかたはお控えください。
世界のお茶専門店【LUPICIA】のグリーンティ「桜の緑茶」と「抹茶オレ」
先日贈り物でLUPICIAのセットをいただきました。この季節にぴったりのお茶が並び、パッケージもおしゃれで、初夏のティータイムが楽しみに!そのなかに特にこの季節におすすめしたい逸品があったのでご紹介です。
桜の緑茶
桜の薫りが爽やかな緑茶です。涼やかな器にフレッシュな味わいで、温かくても冷やしても美味!
抹茶オレ
抹茶+牛乳の夏の薬膳茶に完璧なマリアージュ。
牛乳は津液(カラダに必要な水分)を補ってくれるので、汗で失われた津液が養われ、かつカラダの余分な熱をとってくれる抹茶との組み合わせです。
2019年初夏はとにかく暑い日が続いています。食事と睡眠をしっかりとって、薬膳でカラダのバランスを整えましょう! ,