今朝の目覚めはどうでしたか?
- 爽快!
- 顔がむくんでる
- 貧血っぽい
- 疲れ気味
- 曇り空だとカラダがおもい
- 昨日食べ過ぎて胃もたれぎみ
など、それぞれみなさんの朝を迎えているかと思います。
目覚めとともに、あなたにぴったりの薬膳茶をいただき、一日を始めてはいかがですか?
朝の薬膳茶をどう選ぶ?
薬膳茶の種類は素材の組み合わせによって無限に広がります。ご自身の目的にあわせて選んだ素材でつくる薬膳茶をぜひはじめてみてください。
薬膳の目的というと漠然としてわかりづらいかもしれません。薬膳茶をはじめるときのご参考に、3つの目的をご紹介いたします。薬膳はこの3つ以外にもアンチエイジングや産前産後のケア、病後のトラブル改善など幅広い目的でとりいれられていますので、それらはまたの機会に。
季節の薬膳茶
日本には美しい四季があり、それぞれの季節への移り変わりはカラダや心に変化をもたらします。季節で崩れやすいバランスを朝の薬膳茶で整えます。
美肌薬膳茶
理想のお肌はどんなお肌でしょうか。朝の薬膳茶で、カラダと心のバランスを整えて、艶やかな透明感とハリのあるお肌で笑顔あふれる一日を送ります。
薬膳と美肌の関係についてはこちらの記事をご覧くださいませ。
体質改善&体調整え薬膳茶
今日ご紹介するのは、この体質改善&体調整え薬膳茶です。そのときの自分の体調を知り、足りない部分を薬膳茶で補います。
体質は季節や環境、ライフステージなどによって変化します。また、体調は日々変わります。今日の体調・今の体質を知るため、中医学の理論から導き出した薬膳体質クィックチェックをご活用ください。
あなたはどのタイプでしたか?
A~Eタイプ別の薬膳茶をご紹介いたします。
体質&体調にあわせた薬膳茶レシピ
【A】気虚タイプ
気虚タイプのかたは、気(エネルギー)が足りないため、朝から元気がなく、疲れやすく、めまいがあることも。お肌はつやがなく、たるみが気になります。そんなときには気を補うナツメ陳皮茶。ナツメとはちみつが「気」を補い、陳皮が補った「気」をカラダに巡らせます。
ナツメ陳皮茶
【材料】
乾燥なつめ 10g
陳皮(みかんの皮) 3g
はちみつ 適量
【作り方】
お水500㏄、乾燥なつめと陳皮を小鍋にいれ、20分ほど弱火にかける
1を濾して、お好みではちみつをいれてできあがり
【B】気滞タイプ
気滞タイプのかたは、気の巡りが滞っているため、朝から憂鬱な気分でため息が多かったり、急に怒りだしたり、不安になることも。顔色が暗くなりがちで、しゃっくりやげっぷがでやすくなります。気を巡らせるために、ジャスミン&マイカイカ茶をいただきながらリラックスする時間をつくってみてください。
ジャスミン&マイカイカ茶
【材料】
ジャスミン茶 2g
マイカイカ 2g
※マイカイカが手に入りにくい場合は、鉄観音ウーロン茶と組み合わせてもOK!
【作り方】
ティーポットにジャスミン茶とマイカイカを入れて、500ccのお湯で5分蒸らしたら完成
【C】血虚タイプ
血虚タイプの方は、血が足りていませんので貧血と感じる方もこのタイプには多くいらっしゃいます。よく眠れない、めまいが多い、手足がしびれやすいなどのほかに、顔色がよくなかったり、爪や唇の色も青白いことがあります。血を補うレーズンとカラダに必要な水を養うクコの実をあわせてとるレーズンティーがおすすめです。緑茶や紅茶、コーヒーなどカフェインが入っている飲み物は控えましょう。
【材料】
レーズン 20g
クコの実 10g
【作り方】
レーズンとクコの実を水500ccとともに小鍋にいれて、弱火で10分煎じて完成
【D】血瘀タイプ
血瘀タイプの方は、血の巡りがよくないため、肩や首が凝りやすかったり、針でちくんとするような頭痛や生理痛がおこることもあります。血が手足まで運ばれないので、冷え性のかたも多いです。クマやシミができやすく、顔色も暗いです。血瘀タイプならば、血を巡らせる紅花茶。血と気は一緒にカラダのなかを巡るので、気の巡りを助ける陳皮もあわせることでよりよい薬膳茶になります。紅花は妊婦さんは控えてください。
紅花陳皮茶
【材料】
紅花 3g
陳皮 2g
はちみつ 適量
【作り方】
ティーポットに紅花と陳皮をいれ、500ccのお湯を入れて5分蒸らして完成
【E】水滞タイプ
水滞タイプは余分な水がカラダにたまるので、朝起きるとカラダが重かったり、起きたばかりでも眠さを感じ続けることもあります。下半身がむくみやすくなり、ぽっちゃり体形になりがちで、たるみも気になります。水滞タイプには、はと麦&黒豆茶でカラダに余分な水を出しましょう。
はと麦&黒豆茶
【材料】
はと麦茶 2g
黒豆茶 2g
【作り方】
ティーポットにはと麦茶と黒豆茶をいれ、500ccのお湯を入れて5分蒸らして完成