「長いも」とはどれくらいのおつきあいをしていますか?
「長いも」はとろろや千切りなど生だけで食すだけでなく、煮たり、焼いたり、蒸したり料理の方法を変えると食感がかわり、七変化します。「長いも」の秘められた力は、漢方薬にもつかわれるインナーケアに活躍する食材です。
「長いも」を薬膳ライフにとりいれられれば、美人度アップまっしぐら!「長いも」の美人度アップ薬膳レシピをふやして、3日、1週間、1ヶ月と長いもつきあいをはじめてみましょう。
薬膳長いものポテトグラタン レシピ
長いもは「脾」を補い、肌のたるみやハリにはたらきかけます。潤いをもたらす【陰】を補う食材のベーコン、チーズ、牛乳、【血】を補う食材ほうれん草を組み合わせて、薬膳美肌レシピをつくります。
材料
- 長いも 200g
- チーズ 50g
- ほうれん草 1/2束
- ベーコン 50g
- 牛乳 50cc
つくりかた
- 長いもをスライスする
- ほうれん草は下ゆでして、食べやすい大きさに切る ※冷凍ほうれん草でもOK
- ベーコンは1cm幅にきる
- 耐熱皿にオリーブオイルをぬる
- 長いも、ほうれん草、ベーコンの順に重ね、牛乳をいれる。チーズを上にかけて、トースターで15分焼いて完成 ※こんがりチーズより、とろとろチーズがお好みの場合は、残り5分のところでチーズをのせてください。
薬膳メモ
長いも
【素材の分類】 気を補う
【五味・四気・帰経】甘・平・脾/肺/腎
ほうれん草
【素材の分類】 血を補う
【五味・四気・帰経】甘・涼・胃/大腸
ベーコン(豚肉)
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】甘・鹹・平・脾/胃/腎
牛乳
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】甘・平・心/肺/胃
チーズ
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】甘・酸・平・肺/肝/脾
すべての食材が誰にでも万能ではない!長いもを控えた方が良いときもある
長いもは美人度アップにおすすめ食材ですが、控えた方がよいときもあります。
長いもは「陰」を補い、湿をためやすいとされています。
むくみやすいなど湿がたまりやすい方、消化不良になりやすい方、おなかが張りやすい方は控えましょう。
そのときの体調や体質にあわせて、食材を選ぶことが薬膳では大切です!