女池菜をご存じですか?
新潟に来て、これまで耳にしたことのなかった新潟の郷土野菜や郷土料理、保存食などにふれるようになり、道の駅や地元のスーパーマーケットなどに足繁く通い、新潟ならではの食材探しを楽しんでいます。
先日こどもが学校の授業の一環で女池菜を育てて持ち帰りました。この女池菜をどのように料理したかというレポートの宿題とともに!
こどもの宿題を手伝いつつ、興味をもっていた女池菜で薬膳粥をつくりました。
新潟の郷土野菜「女池菜」
女池菜は小松菜の一種で、明治時代から新潟県新潟市の女池・鳥屋野潟地区で栽培されている新潟の郷土野菜です。小松菜より、茎の部分が長く立派な印象です。
冬から春にかけて収穫されますが、雪にふれることで甘味みが増すようで、春先の女池菜はより一層美味しくなるようです。
新潟の春の味として親しまれている女池菜は、新潟近郊にのみ出荷され、首都圏までは届いていないようで、おひたしや煮浸し、浅漬け、おみそ汁などで食べられています。
新潟の郷土野菜で薬膳 美活に女池菜のお粥
薬膳では、小松菜はカラダに潤いをもたらす「陰」を補う食材です。
「小松菜+うるち米」のお粥は、疲れぎみなときや肌荒れが気になるときに活躍する薬膳レシピです。豆乳を加えることで、肺を養い美肌につなげるサポートをします。
材料
- ごはん 100g
- 女池菜 一束
- 豆乳 100cc
- 水 300cc
- みそ 小さじ1
つくりかた
- 女池菜を食べやすい大きさに切る
- 土鍋に水300ccとごはんをいれ、蓋をして火にかける
- 沸騰したら弱火にして3分ほどしたら、女池菜の茎の部分をいれ1分ほど煮る
- 3に女池菜の葉の部分と5に豆乳をいれ、2,3分沸騰しないよう火にかける
- みそをとかして、なじませたら完成
薬膳メモ
うるち米
【素材の分類】 気を補う
【五味・四気・帰経】甘・平・脾/胃
女池菜(小松菜)
【素材の分類】 陰を補う
【五味・四気・帰経】 甘・温・肝/胃/肺/大腸
豆乳
【素材の分類】 化痰止咳平喘類
【五味・四気・帰経】甘・平・肺/胃/大腸/膀胱