国際薬膳師の勉強をしていた学校の先生方が必ずお話しされるのが、
「中国から日本に来て、冬でも多くのレストランで氷水を出されることに驚いた!」
そうです。
中国や香港で冷たい飲み物は?
中国や香港では冷たい飲み物は、健康のため飲まないようにされています。例えば香港では温かい飲み物のほうが冷たい飲み物より高かったり、レストランでは大人用のお茶のポットと一緒に子供用にお湯のポットが準備されます。ビールも常温で飲む方が多いと聞きました!旅行に行く機会があったらぜひチェックしてみてください♪
香港でどのお店にいっても、写真のようにふたつポットが準備されました。
私も以前から冷たい飲み物を好んで飲むほうではなかったですが、お話を聞いてからは夏でもできるかぎり飲まないようにしています。コンビニでは夏でも温かいものを、カフェやレストランでも温かい飲み物を注文します。
冷たい飲み物を避ける理由は「脾」!
これは五臓六腑の「脾」が冷たいものを嫌うためです。「脾」は食べ物を消化したり、水を代謝させる大切な役割を果たします。「脾」は温かいものが好きで、冷たいものが嫌いです。
冷たいものにより、「脾」の働きが悪くなってしまいます。
ダイエットしている方が冷たいものを控えたほうがよいのも、「脾」の働きが悪くなることで、消化機能や水の代謝に影響があるからです。
子どもは特に冷たい飲み物をやめましょう!
子どもも五臓六腑が未発達なので、「脾」が弱いです。私の娘もお腹が冷えやすく、「脾」にまつわるからだの様子がいくつかありました。薬膳のおかげでだいぶ少なくなりましたが、できるだけ温かいものをとり、冷たいものは控えています。お水は白湯に、牛乳はレンジで温めて、氷水はさけます!
とはいえ、娘はアイスクリームが大すき、苦笑。習っているスイミングスクールには入り口にアイスクリームの自動販売機が・・・食べる季節は夏、スイミングのテストに合格したとき、と決めています。それ以外でどうしてもご褒美にアイスクリームが食べたいときは、温かいほうじ茶や牛乳と一緒に食べるようにしています!
今日から冷たい飲み物をやめて、薬膳はじめましょう!
薬膳は自分のからだを、自分にあう食べものや飲みもので整えます。まずは、夏でも氷水はできるだけ避け、これから寒くなる冬には温かい飲み物をとることで薬膳をはじめましょう!
冷え性の方やダイエットしたい方も脾のはたらきが悪くなるとむくみの原因になったり、消化機能がおちるので冷たいものや生ものは避けましょうね。