陰陽と聞くと、
陰=悪
陽=善
のような
善悪のイメージがありませんか?
陰陽の考え方が生まれた中国では、
陽は良く、陰は悪いという定義はなく
世界にある全てのものを
「陰」か「陽」の2つの気で解釈
しようするものです。
陰陽の考え方は、
薬膳はもちろん
鍼灸や漢方などの中医学、
風水や占いなどでも活用される
古の中国から受け継がれ続けている思想です。
例えば
陰と陽には
このようなものがあります。
陽=太陽、昼間、男性
陰=月、夜、女性
陰陽のバランスは
人のなかにも存在します。
人のなかにある陰陽は
どちらかが強すぎたり、
どちらかが弱すぎたりすることは
カラダのバランスが崩れてしまいます。
バランスが崩れれば
不協和音のような
不具合や不調がでてきます。

陰=陽
バランスがとれている人は
温和で心穏やかで
謙虚である
陰<陽
陽が強すぎる人は
せかせかしていたり、
怒りっぽかったり、
興奮状態である
陰>陽
陰が強すぎる人は
無気力であったり、
うちにこもりやすい
といわれています。
人のなかの陰陽のバランスは
その人の性格や行動に
あらわれるとともに
その人の体質や体調にも
影響をもたらします。
陽が強い人は
にきびができやすかったり
暑がりなことが多いです。
この崩れてしまっている
陰陽のバランスを
食をとおして整えるのが
薬膳です。
陰陽は目には見えないものですが、
季節によって自然界の陰陽のバランスは変わり、
そのバランスの変化は
人のカラダにも影響します。
薬膳はそんなときも
カラダの陰陽のバランスを
食をとおして整えてくれます。
陰陽の神秘にふれながら
カラダを内から整える 薬膳をはじめてみません